「全国障がい者スポーツ大会」競技規則集より抜粋
Ⅰ 競技・種目
・アキュラシー競技(ディスリート・ファイブ、ディスリート・セブン)
・ディスタンス競技
Ⅱ 使用するフライングディスク
日本障がい者フライングディスク連盟公認の「ファストバックモデル」ディスクで、 直径23.5㎝、重量100±5g
Ⅲ アキュラシー競技
①競技種目
〇ディスリート・ファイブ(5m)
〇ディスリート・セブン(7m)
※どちらかを事前に選択しておく
②用具
〇アキュラシーゴール:内径91.5㎝の円形、外形 の最 下部が地上から61㎝の高さに なる ように 設置する。
〇スローイングライン:白色、長さ160㎝、幅6㎝、高さ4㎝、地面に固定する。
③競技方法
1.一人のプレーヤーは10投連続して投げる。
2.投げ方は自由とする。
3.競技上有利となる用具の使用は認めない。
4.プレイヤーが視覚障がい者の場合は、競技役員がアキュラシーゴールの後方 3mの距離
から、音源をもってスローイングの方向を知らせることができる。
5.試技の時間は、第1投目のディスクを受け取ってから5分とする。 5分を超えた試技は
無効とする。
④得点
〇得点はディスクが地面に触れずに直接アキ ュラシーゴールを通過した回数ととする。 逆方向から通過した場合は得点とならない。
⑤順位の決定
1.順位は得点の多さで決定する。
2.同得点の場合は、第1得点を先に挙げた者を上位とする。 第1得点が同じ場合は、順次、得点
を先に挙げた者を上位とする。
3.2.の方法によって上位3位が決定しない場合は、3投を1セットとする 「再投
(追加試技)」を行い得点の多さ、通過経過の優位性で順位を決定する。
4.「再投」は最大5セットまで行い、5セットまでで順位が決定しない場合は、同順位とする。
5.4位以下の同得点、同通過経過は、「再投」を行わず、同順位とする。
⑥反則
〇試技中に体の一部や補装具がスローイン グ ラインを踏む、踏み越えたときは反則とする。
ただし、車椅子等のフットレストが、スロ ー イングラインの上方空間に出ることは反則とはしない。
反則のあった試技は1投の試技とみなすが、得点は無効とする。
Ⅳ ディスタンス競技
① 競技種目
1.座位女子(レディース・シティング)
2.座位男子(メンズ・シティング)
3.立位女子(レディース・スタンディング)
4.立位男子(メンズ・スタンディング)
② 用具
〇競技用ディスク:アキュラシー競技と 同様のものを使用する。このほかに、
1投の練習用に 競技用と同規格の 「黄色」のディスクを使用する。
〇スローイングライン:アキュラシー競技と同様のものを使用するほか、同規格のものを
「エンドライン」として、内径180cm後方に設置する。
③ 競技方法
1.プレイヤーは、スローイングラインとエンドラインに囲まれたスローイングエリアの内側
で試技しなければならない。
2.プレイヤーは試技の前に1投の練習をしなければならない、練習には黄色の練習用
ディスクを使用する。
3.試技は3投連続して行う。
4.投げられたディスクの有効範囲は、スローイングラインの前方180度以内とする。
5.距離の計測は、スローイングライン中央の計測点から、ディスクが最初に地面に触れた
点までとする。
6.投げ方は自由とする。
7.競技場有利となる用具の使用はみとめない。
8.競技の時間は、プレーヤーが1投目のディスクを受け取ってから3分とする。
9.座位で競技する場合のシートの高さはクッションを含め75cm以下とする。
④ 記録
1.記録は、3投の試技で最も距離の遠い地点を計測する。
2.記録はcm単位とし、1cm未満切り捨てる。
⑤ 順位の決定
・飛距離の長い者から順に順位を決定する。
・同記録で1位から3位の順位を決定する場合は、1投づつの追加試技により
順位が決定するまで行う。(追加試技の記録は公式記録としない)
・4位以下の者が同記録の場合は、追加試技は行わず同順位とする。
⑥ 反則
1.スローイングエリア外から助走をしたとき。
2.その他のスローイングに関する反則は、アキュラシー競技と同様に扱うものとする。